企業研修会・・ちょっと違う視点から

ぷらす山根です。

去る2月14日、島根県民会館にて企業向け研修会「うつ病とその他メンタル不調のある社員とはたらくために」を開催しました。

 

今回の講師は、松江赤十字病院　精神神経科　副部長　杉江先生です。

 

杉江先生は法人の活動にもご協力を頂いている精神科の先生ですが、産業医もされており(精神科医の産業医は少ないそうです)、今回の会社向けの研修にはぴったりだと思いました。多忙な中、時間を割いて頂き無事に開催することができました。

 

当初30人程度で色々な質問ができる環境での研修を目指していましたが、案内の送付、虹の元会副会長である小谷氏経由での情報拡散により、目標人数を大きく超える、80名超からの申込がありました。主催した私もこれは予想外で、関心の高さを再確認したところです。

 

 

今回のテーマである、既に会社員として働いている人への対応をどうしたらいいのだろう、ということについて何らかのヒントを見出したいという企業労務管理の担当者にとどまらず、共に働く同僚の方々が多く参加されたのもポイントです。

 

内容は充実しており、１、うつ病、メンタル不調について　２、心の病気　３、職場とメンタルヘルス　４、うつ病について　５、うつ病、メンタル不調者への対応　６、質問への返答と、皆さんが知りたいことを捉えてお話を頂きました。特に、事前に募った質問への返答には皆さん興味深く耳を傾けておられました。

 

終了まで1時間半と短めに設定しましたが、もう少し長くても良いという意見も頂きました。医療の専門家の話を聞くという機会がないこともあり、皆様真剣に聞き入っておられました。

 

我々は就労支援機関として、障害者の就労については常日頃考えていますし、制度、体制もかなり充実してきたと思います。しかし、会社の中に焦点を当てた研修はあまり考えていませんでした。

今後はもっと視野広く物事をとらえて就労支援を考えなくてはならないのでしょう。本当の意味での、医療、福祉、労働分野の協力が必須であると思いました。

そういう意味でも杉江先生には色々と気づきの得られる研修をしてもらい、良かったと思います。そして、参加者の方に満足して頂いたことが何よりも良かったです。