ホーム > ぷらすのサポート紹介 ~職場体験実習について~
こんにちは。ぷらすです。
ぷらすでは、就職を希望される方へ様々な就職に向けたサポートをおこなっています。
今回はサポート内容の一つとして、「職場体験実習」についてご紹介します!
●職場体験実習とは
障害のある方と企業の双方に「働くきっかけ」「雇うきっかけ」「知るきっかけ」を目的として提供している実習制度です。
雇用を必ずしも前提としない短期間(3日~10日間)の実習を通して、企業で実際の仕事を体験します。
実習を行うことで、仕事内容や勤務条件、職場環境(物理的な環境、人間関係、雰囲気など)を実際に感じながら、職業選択を考える参考の一つとして頂くことができます。
ぷらすの支援スタッフが、実習前の見学・打ち合わせから、実習中の支援(職場訪問など)、実習後のフォローまで、一貫したサポートを行います。
●実際に実習をされた方の声(ぷらす登録者・企業・ぷらす担当者)
職場体験実習をおこない、実習先の企業に就職された登録者の方と、企業の方へ実習についてインタビューをしました。実際の声をご紹介します!
<Oさん>
Q.実習の様子や感想などを教えてください。
A.職場の人たちが親切で明るくて、一言でいうと「楽しかったです」。
実習の7日間は連続ではなく、レジ業務を教えてくれる方と同じシフトになる日でレジ業務を体験させてもらいました。
Q.実習をして良かったことは何ですか?
A.実習を通して勤務時間や日数などの働き方を考えることができました。
仕事内容についても実際に働くことで自分に向いているか、向いていないかを知ることができました。
実習中にマンツーマンで色々と教えてもらったことで、就職してからの仕事の習得や一人立ちが早くできたように思います。
また、実習期間中に働く際に必要な準備物などを用意することができました。
Q.実習から就職への流れを教えてください。
A.実習前に職場見学へ行き、そこから実習を希望しておこないました。
実習をしてみて、改めて求人応募を希望し、面接選考を経て、就職しました。
<企業>
Q.実習中の様子などについて教えてください。
A.実習中はOさんが一人にならないようにマンツーマンで付いて、レジ業務をメインにやってもらいました。
最初はスタッフの隣で作業の様子をみてもらい、ただ見ているより慣れた方が良いと思い、実際にOさんにもやってもらうかたちで実習に取り組んでもらいました。
実習中は毎日、Oさん、店長、付いたスタッフの方で1日の振り返りをおこない、できたことや翌日頑張ることなどを確認するようにしていました。
Q.実習をして良かったことは何ですか?
A.実習を通してご本人のことが分かり、仕事の様子や障害について知ることができました。
実習中の様子から、ご本人の障害や配慮することなどをスタッフ全体に伝えることができ、理解を促すことにもつながったと思います。
また、実際に就職を想定した際に職場での受け入れ体制の準備をすることもできました。
Q.実習から就職までの流れについて教えてください。
A.実習後に求人に応募され、面接を実施して採用という流れになりました。
採用が決まり、就職される際にスタッフの方へもご本人の障害や配慮について周知を行いました。
実習中にご本人の様子などはスタッフの方にも知って頂くことができていましたので、受け入れ体制もスムーズに整えることができたと思います。
Q.就職後の状況について教えてください。
A.Oさんの仕事ぶりや人柄などを見て、園芸コーナーの仕事を担当してもらっています。ご自分でも園芸のことについて勉強をされていたり、分からないことは自分から積極的に聞きに来られています。
当初はレジ業務からでしたが、ご本人の仕事ぶりなどを見て新たな作業にも取り組んでもらい、出来ることも増えて成長されていると思います。
<ぷらす担当者>
Q.今回、実習を活用して良かったことは?
A.履歴書や面接だけでは伝えきれない、ご本人の良さを実習を通して知ってもらうことができたと思います。
支援者自身もOさんの新たな一面や能力などを改めて知る機会にもなりました。
企業側にとっては、実習を通して職場での受け入れ体制の整備、業務指導、職務適性の見極めをしてもらうことができたと思います。
●実習のポイント、実習後のサポートの流れ
実習終了後には、企業の方を交えて振り返りをおこないます。
実習の感想、職業上の課題、配慮事項などについて確認し、今後の就職活動や就労につなげていきます。
●まとめ
・求人票だけでは分からない実際の仕事の様子や職場環境について、実習を通して経験することで職業選択を考える参考の一つとすることができます。
・実習を通して、自分自身にあった働き方、心身の調子や配慮事項について確認する機会にもなります。
・企業にとっては、一緒に働くイメージ作りや職場での受け入れ体制の準備、どのようなサポートがあるといいかなどについて検討する機会となります。
・職場体験実習は、双方の理解を深めるきっかけとして、就職に向けたサポート内容の一つとして提供している実習制度です。
(業種や職種によっては、実習の受入れができない企業もあります。