ホーム > 【研修プロジェクト】 事例検討会
桑友では、人材育成を目的とした「研修プロジェクト」という事業があります。
研修プロジェクトの取り組みの一つとして、法人内の各事業所に、主体となって事例検討会(※1)を企画してもらっています。
(※1)対象となる事例を選定し、支援の方向性や新たな可能性について検討する場。野中式事例検討、インシデント・プロセス法など様々な検討手法がある。複数職員の参加はもちろん、立場の異なる他職種の人材を交える形式でも行われる。
昨年度は、テーマを各事業所のニーズに合わせて設定してもらい、可能な限り所属事業所以外の事例検討会への参加も呼びかけました。
また、スーパーバイザー(※2)に必ず参加していただくこととし、スーパーバイザーも事業所主体で選定するよう呼びかけたところ、外部の専門機関の講師を招いたり、法人内の経験のある職員をバイザーとして依頼したりする事業所もあれば、事例によっては法人外の関係者にも参加依頼をする等、より良い検討会となるよう各所で工夫を凝らしました。
(※2)専門的な支援技術や知見に基づいて助言を行う人。事例検討の場においては、支援の新たな視点や気付きにつなげる役割を担う。
法人内の他事業所の職員と一緒に取り組むことを通して、所属事業所では思いつかなかった新たな視点を得たり、職員間の繋がりを感じたりできる等、実り多い時間を共有することができました。
以下、アンケート内容より感想を抜粋して掲載します。
▶初めての事例検討で緊張したが協力的な雰囲気でよかった。困り感への対処方法を一緒に考えたり、有益な考えを聞いたりすることができた。
▶自分がこれまで関わったことのない部門での支援方法について学ぶことができた。
▶事例から派生した自事業所が抱える日常的な課題や疑問点についても、他事業所も含めて話し合うことができた。また、他事業所での取り組みについても知る良い機会となった。
▶外部講師からはスライドを用いた事例紹介もあり、取り組むべきことが明確となり分かりやすかった。
▶所属事業所の特徴について、客観的に知る良い機会となった。明日から業務の中で活かしていきたい。
事例検討会における学びが、個人やチームの支援力の底上げにつながるよう来年度も継続していきたいです。